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ジャズ屋が技術の話をするところ

ストレングスファインダーやったら1位が内省でした

前々から気になってはいたものの有料だったのでやらずにいたのですが、先日やったら案の定という感じだったので書いておきます。

www.gallup.com

なにそれ

本買って巻末についてくるコードを上記サイトに打ち込んで、診断に答えると、自分の資質のトップ5がわかるから面白いし仕事に役立つかもしれないし何より自己理解が進みますよというやつです。有名ですね。本のリンクは何故か貼れなかったので勘弁してください。

34個の資質(この本の中では才能とも書かれています)の中でも内省は「考え事をするのが好き」というものだそうです。好きというか僕の場合はやらないと眠れません。眠れないどころか寝ていても思考のために脳が回転しているのを睡眠中に体感しています。ネガティブだとか鬱だとか悩みすぎだとかよく言われるのでそうなのかと思っていたのですが、どうもそうではないのです。至って体は元気なのです。でも周りから見ると元気がなさそうに見えるそうで、個人的にはなんでこれが1位なんですかという気持ちなのですが…

朝、夢から覚める瞬間が最も思考があちこちに飛んでいます。今朝は口からボブジェームスのnightcrawlerのピアノソロの一節が出てきてその声で目が覚めました。夢は5個くらい見ていたと思います。黒人の白髭のおじいさんが2回出てきました。やたら言葉の選び方が距離の近い人でした。誰だよ。

Bob James Trio - Nightcrawler - YouTube

で、いやそれは仕事とは関係ないだろ…と突っ込めるところまできたらようやく気持ちが切り替わって身体を起こせるのです。これは遂に最近ここまで来てしまったかという吐露でしかないのですが…。まあでも夢をたくさん見る日は誰にでもありますよね。

経緯

いつからこんな状態になったかというと3年前です。当時学士論文を書いていた私は人生でこれほど思考したことがないという状態になるまで研究に熱中していたのですが、ある時期を境に日常で研究以外の思考をしていない反動が一気に押し寄せてきて、それからはあらゆる情報を研究と同じ深さで思考しないと息ができなくなるような状態が続きました。毎日夜中に目が覚めては6時間読書をして、仮眠してもう6時間かけて本を読み終え、毎日1万字の日記を書いて一日一食の夕飯を23時に食べる時期がしばらく続きました。当時が最も生活が逼迫していました。最近はいろんなことが片付き始めていますが、思考の癖自体は完治しておりません。当時読んだストレス対策本も当時の追い込まれ方をして初めて役に立つようなものばかりだったので、今はほとんど役に立ちません。と言っても自分の進路や同期が先に就職した孤独等あっての複合的なストレスだったので、あの頃ほど精神が窮地に追い込まれることは向こう10年ないのではないかと思っています。故意に自分を追い込んだ部分も大いにありましたし、いうて自業自得だよな…と思ってます。

2位以下は?

能力を効率的に発揮するには上位のいくつかの資質の掛け合わせが重要とのことで、一応書いておきます。

  • 2位…運命思考
  • 3位…適応力
  • 4位…慎重
  • 5位…着想

なんすかね…新興宗教でも作れそうな感じですね…

適応力があるにもかかわらず慎重さで思考時間が上乗せされていてその上5位に着想が来てます。いろんなことを考えてると、突然もしかしてあれってこうなんじゃないか…?みたいな状況が出てきて、それに喜ぶって感じです。ただ、内省そのものはその瞬間に気になった物事を深く考える性質に過ぎないので、実を言うと目標物を捉える理性がないのです。ここをコントロールするのが非常に難しいのです。適応力が3位なのは、そんな自分に目一杯の自制をかけて現実に追いつこうとしていることの表れなのか、それともあちこちに気が散った方がその瞬間に最適解が変わってそちらに飛びついた方がいい結果に結びつくから日々そうしているのか…なんかまあそんな感じなのです。コンビニでご飯買おうと思って炒飯が陳列されているのを見た瞬間に踵を返して日高屋で炒飯セット頼むような人間です。

これからどうするの

こうなったものはもう仕方がないので、今になって自分の資質がこんな形で目覚めたのであればうまいこと使う方法を探してやろうと思う他ないのですが、割と似たような方が先にどうするかを書いていて、ありがたいなあと思いました。

https://coach-liberte.com/strengths-finder/strategic-thinking/world-of-intellection/

https://www.linnkise.com/718/

https://rina0411cb.com/strengthsfinder

しゃべる(考える)テーマを決めてそれについて目一杯考える、同時にこんなふうに書く、永遠に内省しないように気をつける、、などが対抗策のようですね。わかる。わかります。永遠に考えてられますよね。周囲の人たちとどう協力していくとベストなのかとか、自分はこれからどうなっていくんだろうとか、近い価値観を持つ人への最も妥当な助け舟の出し方ってなんだろうとか。

誰でも気にも留めない程度の瑣末な考え事というのはあるのでしょうが、その瑣末なものを自分が周りにいる誰よりも考えることによって周りの人がいらんこと考えなくて済むなら、こんな嬉しいこともない、、と思うのですが、もしかするとそれも我儘なのかもしれませんね。

追記

2位の運命思考っていうのの使い方がさっぱりわからなくてしばらく考えていました。近所の人通りの多い交差点を見てると、「この人たち何考えてんのかな」「全く理解できない人生を過ごしてて会話することも許されないんだろうな」「おれ大人になれんのかな」といつも思うのですが、最近ふとその交差点をまた見たら「みんなもきっと頑張っててみんな完璧に見えるけど完璧じゃないんだな」と思いまして。その瞬間に急にその場にいる全員の体が何か見えないもので繋がってる感じがしたんですね。あーこういうことなのかなって思いました。つまり、みんな他人のこと気にしてないけどみんな同じようなこと考えてる、ということがわかる、みたいな共感能力のことなのかなと。自分で言うの恥ずかしいな。

もしかすると自分の頭の中の葛藤の4割くらいは常にこれで埋まってるんじゃないかと思います。お互いにお互いの一部がなんとなくわかるのに、勝手にわかるわかるって言うと角が立ったり警戒されたりするから不用意に言えないっていう。

たぶん僕と多少空間を共にしたことのある人は謎の見守ってるオーラが常時出てるのを知ってるかと思うんですが、あれはそういう気持ちで見てるだけですね。見てるだけです。なんもしてないです。すみません。

でも自分より優れた人に対しては共感してもお節介になるのでここが難しいですよね。やさしい!って言ってくれてるけど実は本人助かってなくて気持ちだけ伝わってるみたいな。僕の能力が急に相手を上回るわけがないので、これは気持ちとかっていうより追い付くしかないんですけども。

追記

どうしようもなくなってきたのでお金払って全資質を解放しました.

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達成欲34位!!!??

これつまり、僕は他人の評価を気にしているのでも褒められたがりなわけでもなくて、自分で何かを成し遂げたとしても全く喜びを感じない体質が出来上がってるから他人の顔を見て自分の振る舞いを評価することしかできないってことですよね。成功体験がないんじゃないのかとか周りに言われたこともあったんですが、成功も何も自分でそんなものをカウントすることに意味を見出してないんじゃないかと思いました。楽器は14年目ですが未だに完成しただなんて思ってません。そんなこと言ったらおこがましいと思ってます。小学生の前でも外国人の前でプロの前でも、誰に認められようが永遠に、死ぬまで自分の演奏は未完成です。多分そういうめちゃくちゃ長い時間感覚を仕事に持ち込んでるのだと思います。いくら評価が良くても悪くてもそれは相対評価なので原理的には凹みません。かといって自分の絶対評価を持ち込むと達成は永遠に為し得ません。凹んでもいつかは必ず回復するという自信はありますがそれが締め切りまでに終わる保証は一つもない。社会からしたら一番めんどくさいかもしれない。しんどい。これでもまともに周囲に貢献できる作戦はないのでしょうか。それとも、これはこれで自分は永遠に未完成だと思いながら仕事していいってことでしょうか。処世術を学んでる間に自分を守る言い訳ばかり身についてしまったのでしょうか。何かやってみたいなと思ってやってみる力が弱いのでしょうか。ちょっと心持ちをどうしたらいいかわかりません。おそらくその姿勢も昔からそうなので一つの答えなのでしょう。一番最近身につけた考え方から順番に取り外さないといけないようです。結局金のために働くのか?

なんだかんだありましたが、今上位に来ている資質も本気で伸ばしたからこうなってるところはあります。つまりここからでも伸ばそうと思えば努力で伸びるものはいくつかあるわけで、なんとなく見当はつきます。既にいくつか着手しているところもあるのでそこは引き続き伸ばしていったほうが良さそうではあります。下位の資質が上位の資質を妨げる要因になっていたり、社会とうまくやっていくために取り組むべき課題を越えるにはどの資質が使えそうか、どこを伸ばしたら利になりそうかみたいなところはこれでわかったので良かったです。

ストレングスファインダーの「達成欲」が最下位の私が始めたタスク管理法 | まるこの生活~自由気ままに

同志がいました。もしかすると自分がネガティブなのはここに起因しているのかもしれません。不安が原動力になってるからしぶしぶ不安と付き合ってるところはあるのかもしれません。ああ今日も論理がループしている。頑張ろう。

とりあえずスマホにtodoistを再インストール。

todoist.com

タスクには「○○」と書くのではなく「○○が終わらない」「○○が上手くできない」と書きます。事実なので焚き付けないとしょうがないのです。自分に向かってよく頑張ったなんてのは無限に言えてしまう。信念と責任感を腐らせてはいけないんです。

自信がなくなると思うでしょう?でも時計を見るとそれ以上に無気力になるんです。思考しちゃいけないのかという気持ちになる。だから時計を見ると全然上手くいかないんです。忍耐力はないですけど、丁寧に慎重に考えたらどんな課題が目の前にあっても最後には適応できると信じています。それにはどうしても時間が必要なのです。だからスピードベースではなくタスクベースで管理します。焦りより不安の方がまだ扱いやすいと思うのです。(Gallup構文)

もしかすると、勉強は好奇心で、やるべきことは不安ベースでやるのが答えなんですかね。そんなもんなんですかね。誰も社会人でそこを完全にハックして踏み越えてる人いないですもんね。みんな望んでるのに。