brand new note

ジャズ屋が技術の話をするところ

情報の入出力が増えて思うこと

読みたい技術書が多くなってきて、今までと同じ読み方では全く時間が足りなくなってきているこの頃です。どうやって乗り切ろうかなーとかいうただの独り言です。

限界との付き合い方

誰しも自分の能力には限界があると思うんです、でもいかに限界と向き合うかが大事だと思うんです。自分がそう思っているというよりも、自分の尊敬する人が皆そういったことを言って下さるので、こういう言葉は常に頭の隅にあるんですけど。。。

例えばどれだけ頭の中に高速に知識やら技術やらを詰めこめるかというのは、自分の要領が悪いので日頃考えることが多くなりました。技術書もネット上のドキュメントも専門用語のオンパレードですし、理屈が分かれば楽しい反面理解できないものは苦痛になります。特に「そもそもどう動かしたらいいか分からない」という次元の悩みに関しては今も少なからず頭が拒否反応を起こします。

で、こういうのを「インプット」「アウトプット」に分けて考えると、インプットは読む、話を聞く、ですね。アウトプットは読んだものを理解して検証する、実装する、あるいは人に教える、になります。

で、これらを自力でうまくコントロールするにはある程度のテクニックが必要なんじゃないかと最近思っていて、「ふわっとわかる」「ちゃんとわかる」の切り分けとか、本の読み方の使い分けが大事なんじゃないかと。


自分の専門とする技術はもちろん他の技術領域に比べて深い造詣がありますね。でもそこに達するには専門用語のオンパレードがある、という世界にまず慣れないといけません、まず一度地面に深く穴を掘るようなイメージです。これがつらい。

でもそれができると、技術の背景やアーキテクチャを理解するのが比較的容易な脳になってきます。つらかったことが易しくなる。でも実装となると別の努力が必要です、これもつらい。

でもそのうちコマンドを覚えたり構文を覚えたりして、少しくらいなら実装やらリソース管理やらができるようになってきますね。こうするとまた次のつらそうなインプットに戻っていく。

で、ある程度の所に達するとインプットもアウトプットも、そんなに苦労せずそこそこの文章が読み書きできるようになると思うんです。専門じゃないこともやりたくなるかもしれない。そこまで来たら、自分の力が今どの程度なのか、いまやってることは自分にとってどの位つらいのか、あるいは楽なのか、このへんのバランス感覚を持って動くことがうまくやっていく上で重要かなーと思うんですね。つらいことばっかりやって心がしんどくなってもしょうがないですし、かといって広く浅く楽なことばっかりしてると、ある程度の深さから先の知識に拒否反応を起こす体になってしまうので。。。

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レベルアップが早い人は、深い領域に突っ込んでいくつらさに向き合える時間が長い人、あるいは何か一つを既に極めていて、同じ要領で頑張れる人のような気がします。で、そういう人たちは相対的に、広く浅く技術を網羅するスピードも高速になります。そこには個人の意志とかバイタリティとか環境とかテクニックとか、色々関連している気がするので、目指すなら自分にどれが足りないのか意識する必要があります。

それでも個人的には、例えば技術書を一字一句漏らさずに読むことしかできなかったのが、パラパラ読みでも知ってる用語が随所に出てきたとか。あるいはコマンドをググらずに頭で思い出して打てたとか。そういう自分の引き出しが増えた瞬間を楽しめることが大事なのかなーと思います。


未熟者なんで偉そうなこと言える身じゃないんですが、自分にかけるつらさの割合が足りないなーと感じて、自戒も含めだらだら書いてしまいました。個人的に6月がやりたいこともやることも盛り沢山なので、少しずつエンジンかけていきます。進捗がありましたらできるだけ書いていきますね。